水産・和牛 仕入れ代行

2026年6月29日 全国水産相場速報|やりいか・車海老に夏高値

今日6月29日(月)の水産相場を全国4市場からまとめました。

  • 豊洲・大阪・福岡・札幌の最新価格データ
  • やりいか(対馬産)が福岡・札幌で5,000円超の全国的な強含み
  • 車海老・太刀魚・対馬あじなど夏旬品の仕入れタイミング解説

本日の主要4市場データ(2026年6月29日)

東京・豊洲市場

  • クロマグロ(生鮮・国産):高値7,560円/kg・安値2,700円/kg
  • ブリ・ワラサ:高値756円/kg・中値540円/kg(今週平均高値720円・前週比+72円)
  • ヒラメ:高値1,620円/kg・安値756円/kg(今週平均安値828円・前週比+29円)

ブリは前週比で平均高値が72円上昇。夏場は一般的に低迷しやすいブリ相場ですが、わずかながら上向きの動きが確認できます。(出典:GD Freak 豊洲市場 水産市況ポータル・東京都中央卸売市場日報ベース)

大阪市中央卸売市場(本場)

  • 天然マダイ:高値4,104円/kg・安値318円/kg(取扱数量4.4t・前年同期比約3割減)
  • 養殖ブリ(生鮮):高値4,082円/kg・安値1,944円/kg(取扱数量3.2t)

天然マダイの取扱数量が前年同期比で約3割少ない水準です。品薄感が続くと価格上昇につながる可能性があるため、マダイを扱う輸出事業者は産地情報の確認を早めに行うことをお勧めします。(出典:GD Freak 大阪・本場市場 水産市況ポータル

福岡中央魚市場・長浜(2026年6月29日)

本日の総取扱量は20,245kg。主要品目の卸売結果は以下の通りです。

  • やりいか(対馬・福岡県産):相対 高値5,250円/kg・中値2,309円/kg / 2,028kg
  • 車海老(熊本県・沖縄県産):せり 高値15,000円/kg・中値8,520円/kg / 174kg
  • あじ(長崎県・対馬産):せり 高値2,857円/kg・中値1,158円/kg / 2,260kg
  • 太刀魚(山口県・福岡県産):せり 高値4,300円/kg・中値1,546円/kg / 657kg
  • たい(熊本県・対馬産):高値2,857円/kg・中値1,163円/kg / 844kg
  • かんぱち(対馬・大分県産):相対 高値2,310円/kg・中値2,189円/kg / 164kg

(出典:福岡中央魚市場 卸売結果報告書(2026年6月29日)

札幌市中央卸売市場(2026年6月29日)

  • 本まぐろ(鳥取・渡島産):高値6,264円/kg・中値3,110円/kg / 3,682kg
  • いくら(釧路・石狩産):中値13,500円/kg / 892kg
  • むきほたて(石狩・根室産):中値6,264円/kg / 1,196kg
  • うに(釧路・石狩産):中値2,916円/枚 / 4,883枚

いくらが中値13,500円/kgと6月末の時点で早くも高値水準です。秋の最盛期に向けてさらに上昇する可能性があり、輸出向けの早めの契約交渉が得策です。(出典:札幌市中央卸売市場 水産物部 当日取引データ

出典:豊洲(GD Freak)・大阪(GD Freak大阪版)・福岡中央魚市場・札幌市中央卸売市場 各公開データをもとに作成(2026年6月29日)

今日の注目品目|やりいか・車海老が夏の高値水準

今日の相場で最も目を引いたのはやりいか(ヤリイカ)の全国的な強含みです。

福岡・長浜では相対取引の高値が5,250円/kgを記録。対馬・福岡県産合わせて2,028kgの入荷があったにもかかわらず、この価格水準が維持されました。さらに北海道・札幌市場でも5,227円/kgとほぼ同水準の高値が並んでいます。九州から北海道まで横並びの高値が出るのは、全国的な需給の引き締まりを示す傾向があります。

次に注目されるのが車海老(クルマエビ)です。熊本県・沖縄県産がせり取引で高値15,000円/kg・中値8,520円/kgを記録しました。相対取引でも中値11,217円と高水準が続いています。夏は活車海老の最盛期にあたり、旺盛な国内需要が価格を下支えしています。

対馬産マアジも2,260kgの大量入荷ながら高値2,857円/kgと堅調です。夏アジは脂乗りが良く、高品質品に高値がつきやすい時期です。

輸出事業者・バイヤーへの視点

本日の相場を輸出視点で3点整理します。

① やりいかは早めのサプライヤー確保を
福岡・札幌ともに5,000円超の相場が続くやりいかは、韓国・東南アジア向けの活物・冷凍輸出で一定の需要があります。7月以降の商談に向けてサプライヤーとの早期調整が有効です。

② 車海老は中東・東南アジア向け高付加価値品として
中値8,520〜11,217円/kgという水準は輸出向けの選別が進む価格帯です。UAE・サウジアラビアなど中東市場ではハラール対応の活魚として高い評価を得ており、夏の最盛期のうちにフォワーダーへの見積もり相談を入れておくと動きやすくなります。

③ 大阪のマダイ数量減少を産地情報と合わせて確認
前年比約3割減という取扱量の減少が続いています。品薄傾向が続けば輸出向け仕入れにも影響が出る可能性があります。農林水産省の統計情報ジェトロの最新情報と合わせて確認してください。

まとめ

2026年6月29日(月)の全国4市場相場のポイントをまとめます。

  • やりいか(対馬産)が福岡5,250円・札幌5,227円と全国的に強含み
  • 車海老(熊本・沖縄産)がせり高値15,000円・中値8,520円の夏高値
  • 豊洲クロマグロ(国産)は高値7,560円で安定推移
  • 大阪の天然マダイは取扱量が前年比約3割減で品薄傾向
  • 札幌のいくらは中値13,500円と6月末時点で早めの高値水準

夏旬品は需給が引き締まりやすく、仕入れの前倒しが利益率に直結します。水産物の輸出仕入れ代行についてはあさひ通商までお気軽にご相談ください。

出典・参考資料

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