長崎県平戸市で、秋の訪れを感じさせる「アゴ」の漁が最盛期を迎えています。
アゴとは、九州北部などで使われているトビウオの呼び名です。
2026年9月16日に確認した報道では、平戸市生月町の舘浦漁港でアゴが水揚げされ、漁港が活気づいている様子が伝えられました。
全国では「あごだし」の名前で知っている人も多いでしょう。
しかし産地の平戸では、アゴはだしの材料だけではありません。新鮮なものは刺身にするほか、すり身や塩あご、焼きあごなど、さまざまな形で食べられてきました。
平戸の秋の風物詩「アゴ漁」が最盛期
今回のニュースの舞台となったのは、長崎県平戸市生月町の舘浦漁港です。
2026年9月16日に確認した報道では、平戸の秋の風物詩であるアゴ漁が最盛期を迎え、生月町の舘浦漁港で水揚げが行われていることが伝えられています。
「アゴ」とはどんな魚なのか
アゴとは、トビウオの地域での呼び名です。
長崎県総合水産試験場の資料を見ると、長崎県で漁獲されるトビウオ類には、ホソトビウオ、ツクシトビウオ、ホソアオトビなどがあります。
秋には複数のトビウオ類が漁獲される
同資料によると、春から夏にはホソトビウオとツクシトビウオが漁獲され、秋にはホソアオトビも加わります。
9~10月は「小トビ」が漁獲される季節
長崎県総合水産試験場によると、長崎県では9~10月になると、その年に生まれた未成魚である「小トビ」が船曳網や定置網で漁獲されます。
初夏に生まれた小トビが成長しながら移動
秋に漁獲される小トビは、初夏に九州北西部から日本海西部の海域で生まれ、成長しながら南下すると説明されています。
平戸では「あごだし」だけではない
全国的には「あごだし」が有名ですが、産地ではアゴをさまざまな形で味わいます。
新鮮なアゴは刺身にも
長崎県は、新鮮なアゴを刺身でも食べる地域の食文化を紹介しています。
すり身や塩あごにも加工
アゴはすり身などにも加工されます。また、塩を使って加工する塩あごなど、地域ならではの利用方法があります。
焼きあごから取る「あごだし」
焼いたアゴを乾燥させた焼きあごは、だしの材料として利用されています。
水揚げされたアゴが「地域の味」になるまで
刺身、すり身、塩あご、焼きあご、そしてだし。一つの魚がさまざまな形に加工され、地域の食卓へつながっています。
2026年の「豊漁」はシーズン全体の数字と分けて考える
今回確認した報道では、平戸のアゴについて「豊漁」と伝えられています。
ただし、2026年シーズン全体の漁獲量や、前年・平年と比較した具体的な増減率については、今回確認できた公的資料から確定的な数値を確認できませんでした。
そのため、「前年の何倍」「過去最高」「記録的な豊漁」といった表現は使用せず、今後公表される漁獲統計などを確認していく必要があります。
秋の平戸を象徴するアゴの季節
トビウオは全国各地で知られる魚ですが、平戸では「アゴ」という名前で親しまれ、地域独自の食文化につながっています。
今回のニュースは、普段何気なく口にしている「あごだし」の原料がどのような魚なのか、いつ漁獲されるのか、そして産地ではどのように食べられているのかを知るきっかけにもなります。